大己貴神社の歴史は古く、『日本書紀』(西暦720年)を始めとする歴史書に多数記載があります。 その由緒の始まりは第14代の仲哀天皇9年とされています。 仲哀天皇の后・神功皇后が現在の朝倉市野鳥辺りに勢力を持っていた豪族〔羽白熊鷲〕を征伐後、新羅征討を起こすにあたり、兵を募ったが集まらずに困っていたところ、神に願いを立てるため『大神社（おおみわのやしろ）（大三輪社（おおみわのやしろ））』を建て、太刀・矛を奉納したところ、兵が集まったと記述があります。この『大神社』が大己貴神社と言われています。地域の方々には『神』を〔みわ〕とは読まれずに、『大神社』が〔おおがみさま〕と呼ばれ、それが訛った〔おんがさま〕が親しみを込めた呼称となっています。

• 御祭神：大己貴命、天照皇大神、春日大明神
• 社格：旧県社