古来、甘木町は甘木千軒・秋月千軒と言われ、交通の要衝の地にあったため、商売が盛んな町でありました。
須賀神社(祇園社)は博多承天寺の直翁和尚が
「吾、神素戔嗚ノ神ナリ、昔、此処ニ、ワガ社、有レドモ兵火ニ罹レリ、汝、モシ、ワガ社ヲ再建ナサバ汝ノ病セ除カン」と言う霊夢を見て快癒しました。それを受け元応2年(1320年)に社殿が再興されたと言われています。
甘木町の夏の風物詩として知られる「甘木祇園山笠」は、夏特有の流行病が蔓延するを防ぐため祇園(御祭神:素戔嗚命)様の御神水を町中に振り撒いて無病息災の祈願を行ったのが発祥の云われと伝えられています。祭礼の期間中には、甘木町の出入り口である7ヶ所に注連縄がはられます。
元旦祭、建国記念祭、春祭、例大祭、祇園大祭、夏越祭、秋祭、感謝祭並びに鎮火祭等の各種年間祭礼があります。更には各種祈願祭が行われています。爾来、甘木町の氏神様として崇敬の的となっています。
境内には県指定文化財である神殿、備荒庫(甘木町町民が建造)、樹齢1000年を超える御神木である大楠があります。又、当神社から県道112号線を挟んだ南側に七日町大鳥居(明治38年建立)があり、そこの柱の部分には、音楽家坂本龍一氏の祖先の使命があります。
祇園大祭
甘木祇園山笠は、恒例6月15日の例大祭から7月15日の祇園大祭迄が、山笠期間である。甘木町の町民の無病息災が祈念される。当該の期間中、須賀神社の神紋に似ているのでキュウリを食さない風習がある。
6月15日の例大祭が終わると各町の代表者が神社に集合し本年度の計画を協議する。
山笠実行委員会開催以降、甘木町は東町12ケ町、西町17ケ町、計29ケ町があって各町毎、東町全体毎、西町全体毎に「小屋入り」を行い、山笠に対して気を引き締めていって機運を盛り上げる事となる。7月1日の午前5時以降、小石原川にて禊ぎをし清浄なる川砂を「テボ」に入れ、それを神社社頭にてお祓いを受けた後、各戸門口に於いて清浄な川砂を撒いたりする。7月になると山笠に対し気分が高まり13日の子供樽神輿、クライマックスである15日の舁山笠に於いて勇壮に町中を舁き廻り、無事に山車が社頭に帰って奉納した時、山笠の締めくくりとなる。甘木町にとって最大の思い出となる。
夏越祭
宵越しの祭であり、山笠と同じく無病息災・家内安全等を祈念して行われる。茅の輪を潜ることにより、罪ケガレを取り除いていく。各戸に配布した人形に氏名等を記入して神社に納め、お祓いした大祓大麻・茅の輪を授与されて家庭で祀っていく。
各種情報
住 所 | 〒838-1503 朝倉市甘木842 |
時 間 |
参拝自由
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駐車場 |
無
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交 通 |
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電 話 | 0946-22-2229 |
sugajinja@gmail.com | |
行 事 |
元旦祭(1月1日) 建国記念祭(2月11日) 春祭(3月20日) 例大祭(6月15日) 祇園大祭
秋祭(10月17日) 感謝祭・鎮火祭(11月23日) |
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